青い空と海に恋をして

車好きの2児のパパ

出産立ち会いパート2

続きです。

やっと嫁が分娩室に移動。

立つのもかなりつらそうな表情。
ゆっくりと時間を書けて分娩室へ歩いていく嫁の背中を見ながら、心の中で「もう少しだぞ」とエールを送る。

準備ができるまで俺は陣痛室に待機。

ここでほっとする時間ができる。

何か準備しようと思い、デジカメを手に持つ。

分娩室の入口を試し撮り。


荷物を整理したり、シーツについてるごみを取ったり。目につく事は全部やりきるもまだ呼ばれない。

(何かあったのかな)
ちょっとだけ不安になる。

そんな事を思っているうちに看護婦さんが迎えに来てくれた。


初めて入る分娩室は異様な雰囲気だった。

薄暗い証明にほんのり香るアロマ。


そして、落ち着いた感じのBGM。以前、新宿で立ち寄った占い師がいる館もこんな雰囲気だったかな。


ドラマで見た分娩室のイメージとは全く違ってた(そりゃそうだろ)

 

現実とは一線離れた景色に面食らうも、嫁のつらそうな表情が目に入り、すぐに俺も戦闘態勢になる。

 

担当の看護婦さんがゴム手袋を着けて、ジェルのようなチューブ(ローション?)を持って準備万端。


俺もビデオカメラを三脚を付けて片手には水(水を飲まないときは嫁の手を握る)を持ち準備万端。


分娩開始。

 

嫁の陣痛の波に合わせて、看護婦さんが膣に指を入れたり、ジェルを流し込んだりしている。


赤ちゃんが出やすくなるように下準備をしている模様。

 

「順調だよー!いいよー!」

看護婦さんの声に勇気付けられる。

 

嫁もゴールが近づいてるのが分かるのか、陣痛室にいるときより気合いが入っているように見えた。


看護婦「がんばってがんばって」


嫁「うーん!!!」


嫁のいきむ声が響く度に膣から赤子の頭が出たり入ったり( ̄▽ ̄;)


余談ですがここで倒れる男性が多い中何故か俺は耐えきったのだった(YouTubeで見慣れてるから(爆))

 

余談ですが会陰の伸びが悪いと会陰が避けて大変なことになるらしく予めハサミでまんこを切るケースもあるようです。(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 

順調?に進んでたお産ですが赤ちゃんの体制に以上が!?どうなるオイラ達!?


先生が陣痛の波に合わせて思いっきり膣に手を突っ込み赤ちゃんの体勢を強引に変えようとしている。

かなりの力が掛けて動かそうとしているように見えるがなかなか回らない。

先生も少し首をかしげるしぐさを見せる。

(もしかして帝王切開になるのかな?)

一瞬だけ不安がよぎる。

せっかくここまで陣痛を耐えて頑張ってきたんだからこのまま自然分娩で産ませてあげたい。

嫁の手を握りながらそう祈っていた。

先生が何度か手で回そうとしていた時に手応えがあったのか、

「よしよし。」

という言葉が聞こえてくる。

多少強引ではあったが回旋異常は回避できたようだ。ε-(´∀`*)ホッ

ほっとひと安心するが、産まれた訳でもないのでまだまだ気は抜けない。


しばらくして、

先「頭が見えてきたよー」

のどから手が出るほど聞きたかった言葉のひとつが先生から聞こえてきた。

先「もうちょっとだよ!ラストスパートだよ!」

そう言って嫁を励ましていたが、嫁はもはや俺の言葉が届いていない模様。

必死に痛みに耐えている姿を見て、改めて立ち会い出産できて良かった、と再確認。

子どもを産むことがこんなにも大変な事だという事を体感できたのは一生の財産になるだろう。


ここから数十分の間は、嫁の陣痛の波に合わせて、膣を広げる作業を黙々と繰り返していた。


「頑張って頑張ってうーーーん」という言葉が続く

お産が順調だからなのか、先生は何もせずに看護士に対して説明するだけ。


看護士は「なるほど」といった表情で嫁の膣を広げる作業をこなしていた。

 

もう嫁は目の焦点が合っていない。本当にギリギリの状態でお産しているのがよくわかった。。

助産師「あと2回息んだら赤ちゃんでるよ」

一回目の息み。

「頑張って頑張って」
「うーーーん」

二回目の息み。
「頑張って頑張って」


「うーーーん!」


つるん!

でたー!!!!!!

滑るように出てきた赤ちゃんを看護士さんが受け止めて、別の看護士さんがへその緒と胎盤の処置を行っている。

先生「おめでとうございます。元気な赤ちゃんですよー」


オギャーオギャー

赤ちゃんを見せてもらう。

感無量。

俺と嫁は二人で号泣。

 

無事にカンガルーケアも終わりヘトヘトな嫁にお疲れ様というオイラでした

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乳首見えそうだったのでギリ?見えないくらいまで編集(´・ω・`)