青い空と海に恋をして

車好きの2児のパパ

出産立ち会い記録パート1

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2009年7月4日

 

午前5時半頃女の子が産まれました

 

初めて立会い出産を行ったので記録簿?として書いていこうかと思います

 

 

 [陣痛 旦那 役割] と検索し病院でどんな事が待っているのか事前勉強。

****:
血を大量に見ますので心の準備が必要。
初産は長丁場で心身ともに疲れはてる。
****:

ネガティブな意見が多くて不安になる俺。でも出産の大変さを夫婦で分かち合うことが何より大切だと自分を奮い立たせ、気合を入れる。


23時10分、病院に到着。

病院が真っ暗。
今は夜中なんだと気付かされる。

看護師さんに声を掛けるとしばらくして陣痛室に案内される。薄暗い部屋で奥さんがツラそうにしながら横になっていた。


陣痛室に入り、すぐに荷物を卸して奥さんのそばに駆け寄る。

俺「どう?大丈夫?」

嫁「(痛みに)波がある。つらいぃ」

本当に痛そうで俺までお腹が痛くなってくる。

何をすればいいのか分からずオロオロしてしまう俺。

ふと立合経験者から言われたアドバイスが頭をよぎる。

(とにかく嫁をいたわるべし)


声を掛けたりお茶を勧めたり、自分なりにいたわっているがあまり役に立っていない気がする。(´・ω・`)

しばらくすると陣痛室に看護師さんがきて「ご両親が到着しました」との事。

現状を伝えるべくご両親の待つ控え室へ向かう。

少し話をしてから、まず義母が陣痛室に向かった。
陣痛室は一人ずつしか入れないので俺は義父と二人でしばし待機。

義父「まさか予定日に陣痛が来るとは思っていなかったなぁ」

俺も本当にそう思う。
予定日より遅く産まれると思ってた。
いや、そもそも産まれるイメージが湧かなかった。
男性の場合、自分の子どもが産まれるなんて想像する方が難しい。

義母が戻ってきた。もう少し病院に残るらしい。

嫁も母親が近くにいると安心すると思うので非常に有難い。俺自身も結構、心強かった。

陣痛室に戻り、相変わらずオロオロしていたらテニスボールで背中を擦るように言われた。

 

午前1時30分すぎ。
痛みの波がほとんど無くなってきて絶えず痛そうにしている嫁。

痛みに耐えきれず看護師さんを呼ぶ。
看護師さんが来て呼吸法を教えてもらう。

あとは痛みが少しでも弱まったら体の力を抜くように、とアドバイスを受ける。


それ以外にもお尻(肛門のこと)を押すと楽になると教えて貰った。

当たり前だけど看護師さんの引き出しの多さに感動。


ここから俺の仕事はテニスボール擦りとお尻の穴ごり押し、の二つになった。

両手を駆使して何とか嫁の気休めになるよう頑張り続ける。


思い返してみるとこの陣痛室での時間が一番大変だった気がする。(滝汗)

いつ終わるのか分からない。

ゴールのない持久走を走っているような感覚。でも歩くことは許されない。

嫁の大変さには到底叶わないが俺も結構きつい時間帯だった。

途中から心が無になってきた。

眠いのか疲れているのかよく分からない。
とにかく二つの作業をこなす事に必死でした。

いたわる気持ちが薄れてきた時、嫁からお茶のペットボトルを渡されて「ちゃんと水分とってね。無理せず休憩してね。」と言われた。


なんで俺がいたわられているんだI
情けないI

心のなかで自分に渇を入れてエンジンを掛け直す。

そして、こんな状況でも気配りができる奥さんに感動。スゴい人だ。

 

パート2へ続く。